

野辺見ればなでしこの花咲きにけり
わが待つ秋は近づくらしも 万葉集
秋の七草の一つ、万葉の歌人 大伴家持がとくに愛した花、撫子 「なでしこ」。
その優しい薄紅色した姿は、楚々として可憐。
控え目でけっして自己主張することなく静かな風にほの揺れる。
「やまとなでしこ」
長い間、日本女性のしとやかな美しさの代名詞として使われてきましたが、
そんな大和乙女を表す言葉も近頃なんだか死語になりそうで・・・。
「なでしこ」と言われて真っ先に思い浮かぶのは「ナデシコジャパン」だとか。
こちらの「なでしこ」は強そうです。
でも本来の「やまとなでしこ」も強いのです。
「やまとなでしこ」は内に秘めた芯の強さがあります。
「純粋な愛」をもって大切な人を支える、「才能」豊かな女性のことなのかもしれないですね。

